CEPマネジメント

「カテゴリーエントリーポイント(CEP)」から設計する、ブランド育成術



「カテゴリーエントリーポイント(CEP)」は、近年ブランド成長戦略の鍵として急速に注目を集めています。

しかし、その注目度の高さとは裏腹に、「言葉は知っているが、どう実践すればいいかわからない」「CEPをいくつか抽出してみたが、戦略に活かせていない」という声が非常に多く、間違った活用の仕方も見受けられます。CEPの本質的な使い方を理解しないまま、結局「分析しただけ」で終わってしまっている方も多いのではないでしょうか。

また、真のCEPマネジメントでは、CEPの調査・分析から始めることはしません。
ブランドがどのように成長するのか?のカテゴリー理解をベースに、CEPとは何か、なぜそれが重要なのかを理解し、自社ブランドの成長戦略の中でCEPをどう位置づけ、活用してくのかを明確にすることから始まります。

本講座では、カテゴリー理解を土台とした本質的なCEPの探索・分析・選定手法、そして具体的なマーケティング施策への落とし込み方までを徹底的に解説します。実際のデータ(アイスクリームカテゴリー)を用いた演習も交えながら、参加者の皆様が自社でCEPマネジメントを実践し、成果に繋げるためのスキル習得を目指します。




こんな“お悩み”はありませんか?



【CEPの見つけ方】

  • そもそもCEPをどう定義すればいいのかわからない。
  • 自社カテゴリーのCEPの抽出方法がわからず、思い付きの域を出ない。
  • CEPを表現する適切な抽象度や、いくつあれば網羅したといえるのかが判断できない。


【CEPの選び方・分析方法】

  • それぞれのCEPのポテンシャルを適切に把握する方法がわからない。
  • CEPを選ぶ際のチェックポイントがわからず、優先順位付けが感覚的になってしまう。
  • 結びつきが強いCEPと弱いCEPのどちらを攻めるべきか、戦略的な判断ができない。

【施策への活用方法】

  • CEPを具体的な施策やクリエイティブに落とし込む方法がわからない。
  • 施策実施後の効果測定があいまいになり、やりっぱなしになってしまう。







カテゴリー理解から戦略を立て、CEPを軸にブランドを管理する



本コースでは、これらの背景を踏まえて、カテゴリー理解・CEPマネジメント・施策開発の各技法を全2回の講義で習得していただきます。


エビデンスに基づく、ブランドヘルス・トラッキングの調査手法/調査事例から、ブランド戦略が立てられるようになることを目指します。2日間の段階的なプログラムを通じて、理論と実践を融合させた実務直結型のCEPマネジメント技術を体系的に習得いただける充実したコース内容となっております。

■講義内容

【DAY1

  • 戦略の土台となるカテゴリー理解を深め、自ブランドが属するカテゴリーの成長法則を知る
  • 生成AIやフレームワークを用いたCEPの発見と整理、最適なCEP特定の方法論を知る
  • CEPを活用してメンタルアベイラビリティを測定する4つの記憶系指標を理解する
  • それらの指標を使ったブランドヘルストラッキング分析ができるようになる

【DAY2】

  • 特定したCEPから施策をつくる3つの技法を学ぶ
  • 生成AIを用いた施策開発方法を理解する
  • 施策アイデアを考えるワークセッション体験




この講座で学べること(一部抜粋)



  • CEPとは、そもそもどのように定義するものなのか?
  • どのような観点からCEPのポテンシャルを評価すればよいのか?CEPはいくつあれば網羅したといえるのか?
  • CEPを活用してメンタルアベイラビリティを測定する4つの記憶系指標とは?
  • 1つのCEPに集中すべきなのか、複数のCEPをカバーすべきなのか?
  • 新規獲得に向いたCEPとマージン改善に向いたCEPの判別方法は?
  • どうすれば行動ロイヤルティの高い/習慣形成しやすいCEPを見つけられるのか?
  • 小さなCEPしか空いていない時はどうするのか?
  • CEPを見つけた後、どのように施策開発に結びつけていくのか?
  • 未顧客の広告反応をどのように測定すればよいのか?
  • メンタルアベイラビリティとはどのように数値化し、分析するのか?
  • ブランドの健康診断やキャントレ(広告効果測定)にどう組み込むのか?
  • CEPやメンタルアベイラビリティがどう中長期のブランド育成につながるのか?




こんな方におすすめ



  • CEPの概念は知っているが、具体的な分析・活用方法がわからない方
  • 従来のブランドイメージ論に基づく戦略に限界を感じ、科学的なアプローチを学びたい方
  • CEPを抽出しても、優先順位付けが感覚的になってしまう方
  • 最先端のCEP分析手法やブランドヘルストラッキングの実践方法を学びたい方
  • 消費者調査を実施しても、データを戦略や実行プランに落とし込めていない方
  • 施策の効果をブランド資産として測定・蓄積できる体制を構築したい方
  • 広告代理店へのディレクションを、明確なファクトと言語で伝えられるようになりたい方




受講者の声



自身が感銘を受けた書籍「戦略ごっこ」の内容をより実践的に学ぶことができる講座です。
ダブルジョパディ理論が示す「浸透率とロイヤルティの関係」や、フィジカル・メンタル両面でのアベイラビリティの役割、さらにカテゴリーエントリーポイント(CEP)の重要性は、自社のマーケティング活動を見直すうえで大きな示唆となりました。
今後は、エビデンスに基づく視点を業務に取り入れ、未顧客やライトユーザーを含めたより広い市場理解と戦略構築に活かしていきたいと考えています。

受講者A様

CEPの重要性は理解しているものの、実務に落とし込む際に具体的にどう活用すればよいのかが明確でなく、また、この考え方が自社のカテゴリでも正しく機能するのか確信が持てない――そんな課題意識から本講座を受講しました。
講座では、EBMの基礎だけでなく、CEPsの探索方法から具体的な分析手法まで、実践に直結する内容を惜しみなく学ぶことができました。
受講後は、学んだ内容をもとに自社カテゴリでの適用検証や、今後投資すべきCEPsの探索・評価を進めています。実務に直結する多くの示唆を得られた、有意義な講座でした。

受講者B様

マーケティング業界の中で、定説として語られていたことをしっかりとエビデンスベースで捉えなおし、解釈することが実務者としても学びが大きかったです。
また具体的な事例や解析の内容にも踏み込んだ説明でより理解が進みました。
マーケティング戦略に関わり、悩みが深ければ深い方ほど学びが大きい講座だと思います。





受講者C様





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「根拠のあるマーケティング」をけん引、啓蒙することを目的に設立されたマーケティングエビデンス研究の専門機関。企業のCMOやマーケティング担当役員、アカデミアが集結し、さまざまな先行研究・再現研究を通して、日本市場ならではの成長法則を発見し、知見や実践スキルを実務家に還元する。